深圳光明区イノベーション推進局と日本との関わり。我们帮助深圳光明区开发是创新。

TAKASU Masakazu/高須正和
4 min readJun 18, 2019

--

僕はニコ技深圳コミュニティ等を通じて、日本と海外のメイカーを繋げる活動を、有償無償問わずいろいろしています。
iMakerBaseという深圳のメイカースペースのメンター(実際は渉外とか)をしている中で、深圳市光明区のイベントで登壇した際に、Dr.Yinと郭良の2人と知り合いました。二人は金沢大学に留学していて、今も金沢によく行くとのこと。二人ともとても上手な日本語を話します。同じ経済学ゼミの出身で、Yin博士は金沢でその後起業して、OEMの自社化粧品を売っていたこともあるとのこと。
(なんと、僕との会議もだいたい日本語。僕、外国人と日本語で会議したの、ほぼはじめてです)

イベント。僕の左隣の女性がYin博士

深圳市光明区創新局

光明区は2007年に宝安区から独立したばかりの新しい区で、東莞市との境目にあります。今も多い場所ですが、最近は製薬や素材などの新事業にシフトすることを模索しています。また、高速道路や高速鉄道で、深圳中心部や香港まで1時間ぐらいでアクセスできるようになるとのこと。
創新局という仕事は、イノベーション支援全般です。日本だと地方自治体でテクノパークつくるとか、スタートアップコンテストの運営などをしています。

光明区は東莞との境目。深圳空港よりもさらに北にあります。

深圳市光明区創新局

Yin博士たちの働いている創新局では、特に留学生起業支援を行っています。深圳でこの文脈で留学生と言うときは、要は「外国の大学を出た中国人」を指します。留学生は数年間の無料オフィス他様々な支援が得られますが、少なくとも中国語がbusinessレベルでないと厳しい。現在95%はスペースが埋まっていて、6年間で61社、年間1.8億元の売り上げを上げています。注目しているのは新素材や医療など。「メイカー」ではありません。(僕が知る限り、光明区にあるのは独自製品と言うよりも組み立て屋さんが多く、DJIやInsta360みたいなイノベーティブな独自製品の会社はおもつかない..)
光明区にはメチャメチャ巨大な液晶パネル会社や製薬会社があり、そういうベンチャーにはクライアントがいそう。また、いわゆるハードウェアスタートアップはまったくお断り、というわけでもありません。

巨大な製薬会社が並ぶ

どんなことをするつもりか

お役所スタイルの仕事なので、速度とやり方はスタートアップの時と異なります。
-仲良くなれそうなところにとりあえずお互い訪問してMOU(行政機関同士が、とりあえず仲良くなろうとして取り交わす文書)をかわす
-お互いのイベントに登壇したりして紹介をする
みたいなことから始める感じです。NT金沢や、ニコニコ学会β等の関係から、何人か話を聞いてくれる研究者がいると思っています。

日本の大学には多くの中国人留学生がいて、また大学には創業支援センターが増えています。そうしたなかで光明区とコンタクトしたがるセンターはあるでしょう。中国人留学生に対して、中国語ネイティブでコンタクトできて、深圳で起業するチャンスがあるのは魅力的だと思います。

また、中小起業支援、イノベーション支援で光明区との自治体同士の交流を求めるところも多いのでは。なにしろ深圳で、日本語がわかる担当者がでてくるのこちらも魅力に繋がると思います。対象にしている素材や医療で、パテント持っている会社を優遇するというのも、なかなか他のケースではまとまりづらいので、日本語わかる人がいることはプラスになります。

なので、思い当たる関係者に依頼する際、簡単に経緯を説明するために、この記事を書きました。ご興味ある人、 takasumasakazuじーめーるにご連絡ください。

--

--

TAKASU Masakazu/高須正和
TAKASU Masakazu/高須正和

Written by TAKASU Masakazu/高須正和

Maker, and agnostic. I love The Future,Internet and Energyful days. Facebook http://facebook.com/takasumasakazu Profile https://goo.gl/gskjzD

No responses yet